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文学はメタファーである2


以前書いたこれ、読み返してみたらひどい出来だったので書き直すことにした。そもそも概論の解説も兼ねてるとか言っておきながら結論が違うじゃねーか……。今回は見れたものになっていると思う。


文学はメタファーである。
ある種の知識は実体験なしには理解されない。たとえば哲学や思想がそうだ。これらはそのまま紙に書いても表現しきれはしない。なぜならこういう種類の物事は実体験なしには理解されないからだ。だから物語を使うのである。この手の物語は書き手の哲学や思想をメタフォライズしているものであり、読み手に書き手の経験を追経験させる装置である。この装置……メタファーによって読者に追経験させる装置が文学である。
これは物語だけに限った話ではない。絵であれ、音楽であれ……何でもいい、お部屋のレイアウトであれ……作り手が自分の哲学、思想を表現するために作った作品は、広義の文学といえる。そしてこれらの作品がもつ文学的な性質(=何かをメタフォライズしているという性質)を、作品の持つ文学性という。また、とくに作者の能動的な意図が含まれていなくとも、作品には必ず製作過程という背景が存在する。たとえば一杯のブルーマウンテンを飲むとき、あなたはジャマイカで収穫されたコーヒー豆が専門家の手によって選り分けられ、この黒い液体になるまでのストーリーを想起することができる。こういった背景もまた、作品が内包する文学性である。


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