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| カテゴリ:ゲーム |
スカイリム日本語音声英語字幕


Steamのサマーセールで購入したSkyrim legendary editionを日本語音声・英語字幕化した。東欧にいたとき、この組み合わせで見ていたアニメがかなり英会話に役立ったんで。やり方は以下。

日本語版Skyrimをインストール。
Dataフォルダから以下の5ファイルを取り出す。
Skyrim - Voices.bsa
Skyrim - VoicesExtra.bsa
Drawnguard.bsa
Dragonborn.bsa
HearthFires.bsa
英語版Skyrimをインストール。
Dataフォルダの上記5ファイルを取り出しておいたやつと交換。

洋画みたいな英語音声・日本語字幕で遊びたい場合は日本語版・英語版のインストール順序を逆にすれば良いだろう。


| 緑色 | ゲーム | comments(1) |
| カテゴリ:みろりHP |
ランナー膝と格闘した一ヶ月くらい


趣味のひとつにジョギングがあるのだけど、こないだランナー膝を発症しちまった。ランナー膝、ランナーズニーというのは、脚の横っちょ外側にある筋だか靭帯だかが、膝の骨だか関節だかにランニング中繰り返し摩擦することで炎症おこして痛い痛いになっちゃう症状のことだ(超曖昧)。痛みだしたあと2、3日休めれば痛みは消えるが、走ると再び発症する。
脚の構造を考えてみればわかるが、O脚だったりすると結構発症しやすいっぽい。だが俺はO脚ではないので、一体全体どうして発症したかなと思ったんだが、走る際のフォームに問題があったみたい。走るときの理想的なフォームは、足がまっすぐ地面につき、まっすぐ後方に蹴り上げることだ。俺は着足は両足ともにまっすぐだったんだけど、どうやら後ろに蹴り上げるとき、右足だけはちょっと内側によっていたようだ。つまり脚をちょっとねじりながら走っていたことになり、それが炎症に繋がっていたみたい。
まだ安心はできないけれど、ジョギング中、右足を蹴るときちょっと外側にはらうような気分(内側によるのを打ち消す感じで)で走るようにしたら炎症が出なくなったので一安心してる。

この解決策に至るまでが結構長かったのよな。
最初に発症。足を組むクセのせいか? →まだ発症する。
靭帯のストレッチをやってみるか。→まだ発症する。
膝のサポーターを購入してみるか。→期待が高かったのだがあまり効果なし。
ちょっと鏡の前でその場ジョギングしてみるか。→あれ? 右足歪んでる!
上に書いたランニングフォームの我流矯正をしてみる。→痛くねえ!
そんな感じで一ヶ月。

いやさっさと医者行けよという言もあったんだけど、最近は巡りあわせが悪いのか、ツラに「インフォームドコンセントマジかったるい」って書いてあるような医者にしか当たらないんで、医者は敬遠気味なのだ。


| 緑色 | みろりHP | comments(0) |
| カテゴリ:感想文 |
夏目漱石『三四郎』

サマリーと、印象的だったところを適当に。

ビビリで若干厨二病の草食系男子346くんが、東京に進学して生活する話。世慣れした連中と付き合って、「やべー世の中マジ広いなこえーな、でもすげーな」などとまあまあ楽しくやってく346くん。あるとき美禰子さんという超チャーミングな女性に会い、好きになるけども、なんか言い出せない346くん。美禰子さんがいろいろ思わせぶりをやってくるので、346くんは一念発起思いを打ち明けようとするのだけど、そのときには美禰子さんはもう結婚が決まっていて、「やべー世の中マジやるせねーな孤独だなー」みたいになりつつも346くんはこれからもまあまあ頑張ってやっていくのであった…。だいたい合ってる。


全体的にはそんなに面白いとは思わなかったのだけど、局所的にツボるところがちょいちょいあった。冒頭から主人公がいきなりゴミを車窓から投げ捨てて「うわクズだ」と引いた次の場面で他の登場人物も立て続けにポイ捨てしやがったり、346くんがしばしば東京の事物に「わーすごい(小並感)」みたいなカワイイ感想をのたまったり、主人公の同級生がやたらコミュ力あふれるモボだったり。あと個人的には終盤、346くんが広田先生の恋バナできゃっきゃするところが、少し思うところがあってクスッとしたかな。
美禰子さんに関して。美禰子さんの方も346くんのことが気になっていて、でも自分から打ち明けることもできなくて、そんな自分を「ストレイ・シープ」とかぶっちゃったりして、結局他のところへ嫁に行きました。みたいな推測ができる。てか多分そう読むのが自然な流れなのだろうけど、そう推測するには、ちょっと346くんに魅力がなさすぎるんだよなー。あくまで俺の価値観では、だけど。なんかまったくイカしてないんだよ。
まあ俺のようなあけすけな人間には向いてない話だったかもしれない。どうとでもとれるような玉虫色の状況を、みようによって何とでも考えられるような微妙な人間関係を、迷い羊(ストレイ・シープ)のような状態を楽しむような小説だった。

当世風にいえば、「あいつはホントは俺のことどう思ってるのかな」みたいなのを、明らかにしないでいるドキドキ感を楽しむって感じ。たしかにそういうのは、わりと楽しい。


| 緑色 | 感想文 | comments(0) |
| カテゴリ:感想文 |
夏目漱石『坑夫』


前回の強敵を読了したので、さっそく楽しい小説に入った。サマリと感想を書く。

ボンボンの19歳が儲け主義の社会にうんざりして、人のいないところへ行きたい、むしろそのまま死んでもいいや、とか言いながら松原(ちょろと調べた限りでは日本大学のそばみたい)をうろついてるところからお話はスタート。そこでキモいおっさんにつかまり、坑夫にならんかとスカウトされる。坑夫なんて最下層の仕事だが、死を覚悟している身であるから、暗い坑の中での陰気な仕事というのは自分の天職じゃねーかなと感じてホイホイついていく。
おっさんについて銅山に到着し、そこで坑夫たちと会うのだが、ひょろくて働いたこともない世間知らずだからナメられるわバカにされるわすげえことになる。「早くけえれ」。そして飯は南京米。クソまずい。寝ればトコジラミに食われる。嫌すぎる。
まあそれで実際に坑に入って性悪の坑夫に会って辛い思いをして「やっぱ坑夫はやめて華厳の滝に飛び込んで華々しく死ぬか」と決心したり、偶然性根のすげえ良い坑夫さんに会って「僕もこんな坑夫になりたいな」と決心したりさんざん付和雷同をやりつつ、結局は坑夫にはなれないことになる。これは気管支炎持ちだったからで、別にかれのせいというわけじゃない。でも飯場の帳付として五ヶ月働き、そして散々嫌だ嫌だと言っていた東京に帰った。おしまい。


前回の小説から随分間が空き俺も忘れかけてたが、文学はメタファーである。『坑夫』の物語は何をメタフォライズしているのか考えてく。結論としては、なんというか平凡だけど「自分探し」じゃないか? 自分探しってのは言い方をかえると生き方探しになる。儲け主義の社会、実家のごたごた、許嫁との関係、嫌気がさして出奔したが、これまでとは180度違う環境の銅山で過ごして「やっぱ僕はあっちだわ」ってなった。そんな話じゃないかねえ。この仮説が信憑性をもつには、何が「あっちだわ」と思わせたかを考えないといけないんだけど、それはあとにまわす。
この話を読んでて思ったのは、この青年、頭がノロすぎる。何かあるたびに考えを変える。半刻の間に「生きたい」「死にたい」すら変わる。こ、これは友達になれんわ、と思った。この一貫性のない右往左往について本文では「矛盾でも何でも、魂の持前だから存外自然に行われるものである」と説明している。これを読んだときには、あ、これまさに(前回の読書で学んだ)「物心二元論」の影響を受けた考え方だ、と頷いた。ちゃんと読書が身についてるな、とちょっと嬉しくなった。
閑話休題、そういうわけで心が死と生を彷徨った経験をした青年は自分が気管支炎持ちであることを知ってついに虚無主義みたいなものに目覚める(すべてのものに価値なんてない、みたいなもの)。いやこれもまたラッコの皮みたいな変化で、ホント影響されやすいなこいつ、とクスリときてしまったが。まあ、これが転機となって元いた世界の儲け主義、ごたごた、人間関係を新しい視点で見なおせたんじゃないかな。路傍の美しいタンポポの色が取るに足らないものに見え、あんなにムカついた坑夫の意地悪な顔がただの土人形に見えたというのだから、実家のごたごただって大したことないものに感じられたことだろう。今日我慢ならなかったものが一晩寝たらどうでもよくなってた、なんてよくある話だ。
この新しい価値観を、かれは、五ヶ月の銅山生活で自分なりに体系づけて固めて、もとの生活に戻った(生き方を見つけた)というのが俺の結論である。これが上で濁した「あっちだわ」と思わせたものだ。ちなみにこの説でいくと銅山に残る道もあったはずであるが、これは、当然のことながら街での生活のほうがラクだってことだろう。これはこの話で、会う奴会う奴が何遍も何遍も言ってくることである。「悪い事は云わねえから帰れ」と。それをしなかったのは実家のごたごたが嫌だったからであり、新しい価値観でその「嫌さ」がなくなったら、そりゃあ帰らない理由がないってものである。

というわけでこの話から得られる教訓は、ヤなことあったら環境かえてみ、ってとこかな。


この小説は1910年くらいのものだけど、そんなに読みづらくなかった。川端康成がヤバすぎたんだな。


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