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| カテゴリ:ゲーム |
RainyTower


フリーゲーム「RainyTower」。HPはここ
宇宙船が変な星に不時着したからちょっと冒険してみるハナシ。



久々にちょっとフリゲやりたくなり、仲間と交代でプレイ、完クリした。俺は誰かと謎解きゲームとか(脱出ゲームとか)やるのが好きなんだけど、今作はアクション+謎解きでプレイ時間も短かったのでチョイス。
アクションのコンプリート要素は「一回目だとちとムズいけど2〜3回やればできる」といった感じで良好。謎解きはふたりで一晩頭ひねってクリアした。作者さんのHPに完クリプレイヤーリストがあるので、そのうち俺らの名前も載るかもしんない。たのしみ。


| 緑色 | ゲーム | comments(0) |
| カテゴリ:感想文 |
谷崎潤一郎『痴人の愛』


まったくやべえ一冊に出会ってしまった(震え声)
サマリーと、そして主人公ジョージくんに俺がどんだけドン引きしたか書く。


公明正大でアダ名は「君子」、そんなアラサー河合譲治は、カフェで働く14の少女を見初める。最初のキモいポイント。
どうもジョージくんは西洋人に憧れており、なんだか西洋人っぽいツラ構えの少女、ナオミを気に入ったそうだ。ジョージくんはナオミをデートに連れ回し、「学問に興味があるなら僕が習わせたげるよ」と言葉巧みに奉公をやめさせ同棲する。ジョージくんはナオミを教育し、自分好みの女に育て上げた暁には妻にしようという腹積もりである。あの、俺最近こういうハナシをニュースで観た覚えがあるんだけど。「倉敷女児監禁事件」って言うんですけど。キモいポイント2。
ジョージくんは家を買い、なんだかんだ贅沢に暮らしてるうち、思ったよりナオミちゃんは馬鹿で態度も悪いことがわかってくる。よその男とつるんだり、他の人を小馬鹿にしたり、である。ジョージくんは教育に失敗したと落胆する。浮気とかしまくるんでジョージくんも堪忍袋の緒が切れてナオミを追い出すんだが、一時間後には「なんてことをしちまったんだ帰ってきておくれナオミナオミ」とか言い出す始末。キモい。
ナオミのほうもジョージくんが自分にメロメロなのを分かっているので、いろいろと誘惑してかれを屈服させる。「これから何でも云うことを聴くか」「うん、聴く」「あたしが要るだけ、いくらでもお金を出すか」「出す」「あたしに好きな事をさせるか、一々干渉なんかしないか」「しない」。そしてよりを戻し、再び一緒に暮らしだす。ウヒョーキモい。
キモいが、ジョージくんは「ナオミに惚れているのですから、どう思われても仕方ありません。」と堂々たる態度である。


俺はこの男に、「一貫性がねえな…」と終始ドン引きしながら読んでいたんだが、読了後に振り返ってみると実は、本懐に関してはかれは一貫していることに気付いた。
ジョージの本懐は「自分好みの女を育て妻にする」ことだ。最終的にジョージくんは「自分好みな女」を「妻」にしているわけだから、目的は達している。終盤のナオミの特徴は、淫乱、乱暴、浪費癖である。けれども振り返ってみると、ナオミはもともと陰鬱で無口な感じの子で、貧相な煎餅布団で寝ることに抵抗もないような慎ましい感じの子であった。転機はジョージくんの教育とかれがナオミにさせた贅沢である。ジョージくんは「彼女が他日立派な婦人になるであろうと云うような望みは、今となっては全く夢であったことを悟るようになった」などとホザいているが、この稀代の変態が望んでいたのは立派なレディではなく、サディスティック女王様だったのだ。そしてその目論見は見事成功した。
まあ、自分ではその本当の望みには気付いてなかった様子ではあるが。マジメなヤツほど裏でどんな性癖隠してるかわかんなくて怖いねえ。


つーか、このジョージくんは終始ナオミの肉体に誘惑され続けているからキショいのよな。行動に一貫性があることと、キモいことは矛盾しない。毅然とした態度でナオミを追い払ったときにはこちらも肩の荷が下りる思いがしたのに、再び訪ねてきたナオミの色香にあてられ、「その誘惑を心待ちに」してるから酷い。俺は一貫性のない理性の弱い男が嫌いだ。キモいからだ。こんな男の小説が日本を代表する文学作品になってるとか男の立場がないというかとてもイヤだ。
痴れ者の愛ってのはぴったりなタイトルだと思うな。


感想ではないけれども、ちょっと面白い箇所があったんでそこだけ。
浜田くんがナオミに関して、「みんなが慰み者にしているんで、とても口に出来ないようなヒドイ仇名さえ附いているんです。」と言うところがあるけど、そこにわざわざ「恐らく、淫売婦や多淫な女を言う俗語『共同便所』であろう」って脚注がついてて大笑いした。べつにそこは解説せんでいいわw


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| カテゴリ:感想文 |
ホラー映画2本の感想


総勢4人でホラー鑑賞会をしたのだが、自分よりビビる奴が隣にいると怖くないってのがよくわかった。誰かと観るとき、たいてい俺が一番怖がりだったんでね、今まで。


『呪怨』
亡霊親子が手前らのシマに入り込んだ人間を残らずぶち殺す無双ストーリー。
ガチで怖いと噂のホラームービーだったけど、ツレ2人が俺以上の怖がり+ノリが「トシオくんやべえ」「トシオくんのカーチャンがもっとヤバいよ」「こいつカーチャンなのw親子そろってやべえw」「ちょwトッシー服脱ぐなw」「てかトッシーさ、日本エレキテル連合っぽくね?」「ww」「ww」「…ダメよ〜」「やめろw」といった感じなのであんまし怖くなかった。話のヤバさ自体は『リング』を上回ると思う。なにせ死の条件がよくわからん。家に踏み込んだ者が標的になるのかと思いきや、その関係者も行き掛けの駄賃にぶち殺されるし。

『パラノーマル・アクティビティ』
なんか軽いポルターガイスト起こるから寝てる間にビデオ回してみたら、予想よりヤバいものが写ってしまって最終的にマジでヒドいことになるハナシ。
クソ怖い。『呪怨』は亡霊が目に見えるし、相手の名前も分かっているから「トッシー」とかアダ名つけて遊べたが、こちらは最後まで敵の正体が分からないから手も足も出ん。さらに形而上学的存在のクセに被害が物理的なのもヒドい。もうひとつ言うなら、一気呵成に襲ってこずジワジワと精神を削ってくるのがイヤだ。『呪怨』の親子はわりかしスパッと殺してくれるのである意味気がラクなのよな。以前みた『SAW』『conjuring』も似たような感じですげえ怖かった。


『呪怨』も『パラノーマル・アクティビティ』も続編があり、またこの4人で観ようぜ的な流れになっているのが困りもの。俺はたしなみのひとつとして有名所をおさえておきたいだけなので、無印を観れればそれで満足なんだが。

ところで私情だけど、俺は怖がりではあるが、鑑賞後トイレ行けないとかシャワー怖いとかそういうタイプではない。幽霊を信じていないわけじゃなくて(どっちかというとあるんじゃないかな派)、むかし飼っていた愛犬たちが守護霊やってくれてると思っているからだ。


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| カテゴリ:感想文 |
関口義人『ジプシーを訪ねて』


一ヶ月くらい前に読んだ本だけど、読書感想文かくのを忘れていた。なにせ全然ビビっとこなかったもんで。とりあえずサマリー。というかオッと思ったところをかく。


1. ジプシーとは誰か? →言語的には、ロマニという言葉を使う連中。

2. ジプシーの分布は? →バルカン半島から中欧、アフリカ北部からアジアまで。

3. ジプシーの訪問と調査について。→近代化されていない地域の移動手段、そして通訳の調達は多大な苦労を要する。

4. ルーマニア語の lăutar は、こんにちでは主に田舎のレストランや結婚式で演奏するジプシーの音楽家を意味するが、もともとはプロの音楽家を意味した。(これは俺がルーマニアで聞き及んだ話と一致して、オッと思った。)

5. ルーマニアにはジプシーの音楽を意味するジャンル manele(単数形は manea) が存在するが、それはトルコ、ギリシャ、中東の影響を受けている。


俺が本書を手にとったのは、ルーマニアで垣間見たジプシーという人々について、もっと広く知識を得たいと思ったからだ。だけど「取材の準備、取材に漕ぎ着けるまでにこれだけ苦労した」という部分ばかり強調されていて、肝心のジプシーの生活に関してはすげえサラッと流されてる印象を受けざるをえなかった。


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