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| カテゴリ:プログラミング |
Python 実行環境まで


Python の実行環境を作るまで、(振り返ってみればバカみたいに)苦労したので備忘録として書いとく。

    インストール
      公式サイトからインストーラをDL。インストールは C 直下(デフォルト)でOK。
    パス開通
      コンピュータのプロパティ -> システムの詳細設定 -> 環境変数 -> システム環境変数の Path を編集。 ;C:¥Python** を書き加える。**の部分はインストールした Python のバージョン。2.7なら27になってるハズ。
    作業ディレクトリ
      C 直下に python フォルダ作成。 .py ファイルはここに保存する。
    ディレクトリ移動
      コマンドプロンプトで cd c:¥python と打って実行。作業ディレクトリが python フォルダに移動。
    実行
      python {ファイル名}で実行。 hello.py というファイルなら python hello.py でOK。


| 緑色 | プログラミング | comments(0) |
| カテゴリ:プログラミング |
Sunaba 数字をひたすらかいてくプログラムdx


きのうかいたコードには if 文がたくさんあったが、それをなくしてみた。

def number_save(y, x, number)
    memory[10000 + (y * 20) + x] -> number
def letter(y, x, color)
    number -> memory[10000 + (y * 20) + x]
    memory[0] -> 60000 + (100 * (y * 6)) + (x * 5)
    z -> - memory[0] + 1
    if number = 0
        letter_2(1, 2, 100, 103, 200, 203, 300, 303, 401, 402, z, color)
    if number = 1
        letter_2(2, 101, 102, 202, 302, 401, 402, 403, z, z, z, color)
    if number = 2
        letter_2(1, 2, 100, 103, 202, 301, 400, 401, 402, 403, z, color)
    {9まで続く}
def letter_2(a, b, c, d, e, f, g, h, i, j, k, l)
    memory[memory[0] + a] -> l
    memory[memory[0] + b] -> l
    memory[memory[0] + c] -> l
    {kまで続く}
    memory[0] -> 0
    memory[1] -> 0

これを

def number_save(y, x, number) #現在の座標の数値を記録。
    memory[10000 + (y * 20) + x] -> number
def letter_dx(y, x, color)
    number -> memory[10000 + (y * 20) + x] #現在の座標の数値を検索。
    memory[0] -> 60000 + (100 * (y * 6)) + (x * 5) #基準マスのメモリ番号。
    start -> 9000 + (number * 11) #数字ごとのドットパターンの始まり。0は9000から、1は9011から。
    memory[memory[0] + memory[start + 0]] -> color
    memory[memory[0] + memory[start + 1]] -> color
    memory[memory[0] + memory[start + 2]] -> color
    {9まで続く}
def 9000_9109() #_2と併せて、memory[9000]から[9109]に0から9のドットパターンを入れておく。
    9000_9110_2(9000, 1, 2, 100, 103, 200, 203, 300, 303, 401, 402, 402)
    9000_9110_2(9011, 2, 101, 102, 202, 302, 401, 402, 403, 403, 403, 403)
    9000_9110_2(9022, 1, 2, 100, 103, 202, 301, 400, 401, 402, 403, 403)
    {9まで続く}
def 9000_9110_2(start, a, b, c, d, e, f, g, h, i, j, k)
    memory[start + 0] -> a
    memory[start + 1] -> b
    memory[start + 2] -> c
    {+ 10 まで続く}

こう。「座標を指定→座標の数値を検索→数値ごとのドットパターンに沿って色を塗る」というパターンにかわりはないんだけれど、 if がないぶん画面がすっきりと……したかな……俺は if がずらりと並んでた方が見易いかもしらん。行数も減ってないしなあ。
ちなみに昨日にはあった z(使わない入力枠を memory[1] に放り込むモノ) がなくなっている。昨日と比べ z の値が決まる段階が早まってしまったので意味をなさなくなったから。かわりに、使わない入力枠はドットを重複させて処理することにした。いや最初からこれでええやん!


コードおいてる色付きエリアは <table> タグで出してんだけれど、どうもこれを使うとフォントがあべこべになっちゃうんだよな。理由不明。加えて外部からコピペした文章も元のフォントを保とうとするのでめちゃくちゃになってしまう。苦肉の策として html エディタにコピペした文章を <pre> タグで囲うことにした。 <pre> タグで囲ったフォントってゴシックやメイリオに比べて見づらいからあんまりよくないんだけどねえ。だからまあ苦肉の策。

ところで数日前から記事のデフォルト・フォントがゴシックでなくメイリオだ。サイトのテンプレをかえたりフォントを変えたりするのって、作ってる本人は楽しいんだけど見てる側にはうざったいだけだと思っているのでそういうのはなるたけ自重したい派ではある。んだけど、「このブログのフォントは見づらいと前々から思ってるので近いうちに変えたい」ってニコさんからこのブログを受け継いだときの記事に書いてたんでな…。遥か昔だ。どんだけ有言不実行を続けてたのかと悪寒が走ったので踏み切った。


追記@その日のうち
指摘を頂いたので一部修正。

def letter_dx(y, x, color)
    number -> memory[10000 + (y * 20) + x] #現在の座標の数値を検索。
    memory[0] -> 60000 + (100 * (y * 6)) + (x * 5) #基準マスのメモリ番号。
    start -> 9000 + (number * 11) #数字ごとのドットパターンの始まり。0は9000から、1は9011から。
    a -> 0
    while a <= 10
        memory[memory[0] + memory[start + a]] -> color
        a -> a + 1

バカ正直に + 0 から + 10 までかいてた。なんで気付かなかったかなあ。


| 緑色 | プログラミング | comments(0) |
| カテゴリ:プログラミング |
Sunaba 数字をひたすらかいてくプログラム


きのうの記事に著者さんがくれたコメントを参考に、練習としてもういっこプログラムかいてみた。

 

数をかく練習なら、ひたすら数をかけばいいじゃない。
こいつの機能は、上下キーで数字が上下;左右キーで移動(赤いのが編集中の数字);スペースキーで編集中の数字が0になる、というもの。何かの役に立つの? 知るか!
かき始めたときプログラムの目標は「座標と数字を指定してその数字を出す」ってだけだったんだけれど、いつの間にか外部入力まで受け付けるようになってた。とくに頭をひねった上下左右まわりを抜き出すとこう。

while 1 
    #上
    if (pre_up = 0) * (now_up = 1)
        letter(y, x, 0)
        number -> number + 1
        if number >= 10
            number -> 0
        number_save(y, x, number)
        letter(y, x, 996666)
        number_save(y, x, number)
    pre_up -> now_up
    #右
    if (pre_right = 0) * (now_right = 1)
        letter(y, x, 669966)
        x -> x + 1
        if (x >= 20) * (y = 15)
            x -> 19
        if (x >= 20) * (y <= 14)
            y -> y + 1 x -> 0
        letter(y, x, 996666)
        number -> memory[10000 + (y * 20) + x]
        number_save(y, x, number)
    pre_right -> now_right
def number_save(y, x, number)
    memory[10000 + (y * 20) + x] -> number
def letter(y, x, color)
    a -> memory[10000 + (y * 20) + x] #A
    memory[0] -> 60000 + (100 * (y * 6)) + (x * 5)
    z -> - memory[0] + 1
    if a = 0
        letter_2(1, 2, 100, 103, 200, 203, 300, 303, 401, 402, z, color)
    if a = 1
        letter_2(2, 101, 102, 202, 302, 401, 402, 403, z, z, z, color)
    {9まで}
def letter_2(a, b, c, d, e, f, g, h, i, j, k, l)
    memory[memory[0] + a] -> l
    memory[memory[0] + b] -> l
    {kまで}
    memory[0] -> 0
    memory[1] -> 0 

数字を変更したら memory[10000]〜[10319] に記録(number_save)し、表示するときには「現在の座標の数値を memory[10000]〜[10319] から引っ張ってくる(A)」→「数値ごとのドットパターンを letter_2 へ送る」という作り。苦労したのは記録のタイミングと、部分プログラム letter にある z に関すること。数字によって使うドット数が違うので、余った letter_2 内の k などが邪魔になる。そんならその変数はとりあえず memory[1] に放り込んじまえ、という発想。

プログラムを短くする作業というのは基本的に 2a + 2b を 2(a + b) にするとか、あるいは 1024a + b を c = 1024, ac + b にするものだと感じる。そういう作業って片付けに似てて結構好き。


| 緑色 | プログラミング | comments(0) |
| カテゴリ:感想文 |
平山尚『プログラムはこうして作られる』


むかし「ワード使いづれーなあ改造とかできないのかな」って思って以来俺はプログラミングに興味があった。ソレ系の会社いってる仲間に入門書のおすすめとして紹介してもらったのが本書。紹介文をみると「プログラミング言語の習得ではなくプログラムを考え出す能力を身につけるのが本書の目的」とある。ってことは新書みたいなサイズなのかな? とアマゾンでポチる俺。


まさか500ページ級とは……。
まあともかく一日一章こなしてようやく読み終わったので感想、というか、この教本はプログラミング言語Sunabaをいじってカンタンなゲームを作る本なので、それにともなう苦労話とかそういう失敗メモをかく。本自体は文体がフランクなのでとても読みやすかった。カタくない、無礼でもない良いライン。

  • 空欄が1スペース分足らない。->タブを使うようにしてからなくなった。
  • 全体を書き直す際よけいな行も消しちゃう。->最後までやらかし続けた。
  • y'っていう変数を作ったんだが'は使えないっぽい。
  • 入力元で(y, x + 1)、参照先でも(y, x + 1)って書いてた。->部分プログラム内の名前付メモリは他と独立している。みどりん覚えた。
  • 名前付メモリを作る際ハイフンは使えない。->マイナスとして扱われる。
  • 最初につっかかったのは10章。各マスにそれぞれメモリを割り当てるってのがうまく理解できなかった。いちばん知恵熱出したのは13章の表づくり。いま見直してもちょっと顔が強張る。

  • 教本に従って作ったあと、練習としてゲームに点数要素を足した。

     

    列を消すごとに点数がついて、10点でクリアが出る。それにともなう失敗メモが以下。

    number -> 1
    {numberに従って名前付メモリを作る}
    名前付メモリに従って描画する()
    
    def 名前付メモリに従って描画する()
    
    だから部分プログラム内に外の名前付メモリは代入できないっつってんだろ。みどりんまったく覚えてない!

    数字とかCLEARを描画するのに、
    number()
    def number()
        number -> 1
        while number <= 9
            if number = 1
                描画(1, 0, 0, 1, 0, 0, 1, 0, 0, 1, 0, 0, 1, 0, 0, 1)
            if number = 2
    {以下9まで}
            number -> number + 1
    def 描画(number, aa, bb, cc, dd, ee, ff, gg, hh, ii, jj, kk, ll, mm, nn, oo)
        a -> 60000 + ((99 - (6 * number)) * 100) + 60
        b -> a + 1
    {以下oまで}
        memory[a] -> 888888 * aa
        memory[b] -> 888888 * bb
    {以下memory[o]まで}
    
    こんなの書いたんだが、ありえないだろこのバカみたいな長さ…。どう短くすればよかったんだろ。(しかもポイント記号にも同じようなものが使われてる。)


    エディタにはSublime Text3を使った。これ便利。検索置換できるし正規表現使えるし。


    ゲームづくりといえば以前つくった自作ゲームが思い出される。あれはウディタを使って作ったゲームで、今回の学習の助けになった。とくに変数と繰り返し、条件実行。ただしウディタはどんなにゲーム作りやすいツールだったのかも分かった。htmlでサイト作るのとブログサービスでブログ作るくらいの差、いやそれ以上の差がある。なにせhtmlはアイウエオって書けばアイウエオって表示されるんだから。こちとら123456789って表示するのにこんなの(上参照)書いてる体たらくである。

    追記@翌日
    部分プログラム「描画」が下では「write_number」になってたので修正。


    | 緑色 | 感想文 | comments(2) |
    | カテゴリ:みろりHP |
    googleでサイト内検索をする


    あるサイト内の文字列検索をしたかったんだが、どうもやり方が分からなかった。サイト名+文字列の検索も試したんだが、そのサイト名があんまり固有名詞っぽくないので、関係ないサイトの情報までドカドカ出てきちまうんだよな。そこで。


     site:{トップページのurl} {検索ワード} 

    これで出来た。

    | 緑色 | みろりHP | comments(0) |
    | カテゴリ:感想文 |
    ドラマ『EUREKA』(M)




    アメリカのドラマ『EUREKA』を観てた。天才の集まる町で起こる事件に一般人の保安官が挑む、基本的に一話完結のドラマ。上に貼り付けたOPだけども、この曲が結構気に入った。出だしがマビのタルティーンに似てね?

    初期のほうはコメディ色がわりと強くて面白かったんだけど、あとのほうはメロドラマめいてきてなかば惰性で観るかたちになってしまった。とはいえ登場人物がわりに魅力的で楽しめた。ポケモンのBH攻略中に観てたのもこれ。事件が一話完結なのはやっぱりポイント高いよ。

    気になった点、気に入った点など。
    ・カーターとスタークの絡みが良い。いわゆるライバル関係とはちょっと違うんだが、反発しあう仲。研究所所長の任を解かれたあとのスタークがカーターといいコンビネーションを見せるのもワクワクした。あー、責任ある立場だったから反発せざるをえなかった部分もあんのね、とか。事件解決のあと、「やったなカーター。…おや、お前を褒めてるのにイヤな気分にならないぞ?」「そろそろくるんじゃないか? スターク」「おっ、きたきた。」このやり取りは最高だった。
    ・"trust me"というセリフが多すぎる。「俺を信じろ」というのは俺が辟易するフレーズのひとつだ。信じられる奴はそんなこと言う前から信じられてるわ。けどまあ多分これは、言語によるフレーズの使用感が違うんだと思う。"what's up?"みたいなものだ。別に体調を気遣っているわけじゃなく、挨拶なのだ。
    ・起こる異変がヴァリエーションに富んでいて楽しかった。とくに世界全体が変わっちゃってる系、脱出系はやっぱりわくわくしてしまうな。
    ・天才の町のなかの一般人、という立ち位置のカーター保安官だけど、いや、この人天才だろ。科学の知識ほぼゼロなのに、「さっき超電動なんちゃらとか言ってたが、それをこの事件解決に使えるんじゃないか?」とか。頭が柔軟すぎる。毎回起きてる事件はほとんど、解決しなかったら町崩壊あるいは世界崩壊っていうレベルのものなんだが、どれもカーターがいなかったら解決してないくさい。ホントに凄いと思うし、だからこそ彼が寝込んだときに町中の人が見舞いに来てくれるハナシには納得だし、感涙した。
    ・冒頭のOPはシーズン4から省略される。提案したの誰だツラを貸せ。


    | 緑色 | 感想文 | comments(0) |
    | カテゴリ:ゲーム |
    oras BHシングル50連勝まで



    49連勝達成のパーティはこんな感じ。
    1. ガルーラ / メガ石 / 恩返し 地震 不意打ち 噛み砕く
    2. ファイアロー / ゴツメ / ブレバ 鬼火 羽休め 挑発
    3. ガブリアス / タスキ / 逆鱗 地震 剣の舞 毒突き
    先発のメガガルがあらかたぶっばらして、アローとガブで後片付けをする流れだった。アローは耐久に振っているので後出しがわりときく。もともとメガガルーラのかわりにメガフシギバナを入れていたのだが、30連勝あたりで止まっちまった。

    50戦目のぺろぺろ女は氷に弱いとのことだったので、サクラビスでからやぶバトンしてスカーフメタグロスの氷P無双を計画していた。のだが、サクラビスがあっという間にやられたので結局メガガルとメタグロスだけで押し切った。


    | 緑色 | ゲーム | comments(0) |
    | カテゴリ:みろりHP |
    「妥当」について


    妥当っていうのは論理哲学についてもっとも大切な概念だ。手前の記事を引用すると、哲学はこいねがうものをあきらかにする思考(1より)であり、論理は妥当性の発見(2より)である。ただ、明らかにするといっても我々に明らかにできることなんてひとつもない。これはつまり、いわゆる「そこに机があるように見えるが、ほんとうにあるのか?」ってやつだ。あるいは、寝ぼけてピントの合っていない目で一本の鉛筆をみると二本に見えるけど、ひょっとしてそっちのほうが本当の世界なんじゃないの? みたいな。これの是非を明らかにする方法はない。

    もちろん前提(12より)があれば別だ。「触れるものだけを、ほんとうにあるとする」という前提をおくなら、机はあるし鉛筆は一本だ。もちろん。

    ただ、机がそこにあるかどうか、鉛筆が何本か、我々はきちんと決めて生活している。それを決める指標は正しさではない。それは妥当性である。妥当は正しさとは関係ない。「現実に生活する上でそっちのほうが都合がいいから」というのが妥当性だ。机がほんとうにあるかどうかは分からないけど、おろした鞄はその上に置けるし、そこでゴハンも食べられる。ならそういうことにしておいた方が妥当だ。

    引用記事の13には真理について書いた。真理は前提を必要としない理論だ。つまり机はほんとうにあるのかどうか、ということ。これは我々には分からない。我々は五感という前提の上でしかものを見られないからだ。

    たぶんどこかの宗教では、五感を捨て去り無に達することを目的とした瞑想だか何かを推奨していると思うが、それはこれが原因だ。真理に到達し悟りをひらくには前提を捨てればいい。理にかなっている。妥当だと思う。可能かどうかはしらない。


    | 緑色 | みろりHP | comments(0) |
    | カテゴリ:感想文 |
    映画『まどか☆マギカ 叛逆の物語』


    以前より観ようと思いつつ忘れていたのだけど、ふと思い出したので。なんだかこんがらがるストーリーだったので整理をつけるのも兼ねてあらすじと感想を書く。



    いろいろあってまどかが神様になる。魔女は消えて魔獣が出るようになる。魔女に関する記憶はほむらしか持っていない。
    (アニメ本編)
    (ここから映画)
    インキュベーターがほむらを隔離する。隔離空間のなかでほむらは魔女になる。魔女ほむらが隔離空間外から主要人物たちを引き込み、記憶を改竄する。改竄された記憶では、主要人物5人は仲良しこよしで魔法少女をやっていて、見滝原市でナイトメアという敵と戦っていることになっている。なお、さやかは記憶の改竄をまぬかれている。
    ほむらが記憶の改竄が起きていること、かつ自分が原因であることに気付く。インキュベーターが自分を利用してまどかを制御しようとしていることも知る。
    そうはさせるかと自分で完全魔女化する。魔女化することによって魔法少女の仲間たちに自分を退治させ、皆を自分の魔女結界から開放するのが目的。しかし魔法少女たちは記憶を取り戻したので、魔女ほむらを倒すのではなく結界を破壊する。
    記憶を取り戻し神様に戻ったまどかが、救済のためにほむらを迎えに来る。しかしほむらはまどかの力を奪い取り悪魔となる。ほむらはその力で世界を書き換え、まどかは普通の子として現実世界に戻ってくる。まどかは実は神様なんかそこまで喜んでなったわけじゃなかったと知ったのと、ほむらがまどかと一緒にいたかったのが動機。
    平和で歪んだ世界がここに生まれるが、元神様のまどかは割合カンタンに記憶を取り戻してしまいそうである。めでたしめでたし。いやあんまりめでたくなくね?

    みたいな感じ。


    つまり元はといえばインキュベーターが欲をかいたせいで、ほむらがハッスルした話である。たぶん。
    細かいところはよくわからないけれど、ほむらちゃんがタイミングを逃さず手前の自分勝手な望みを精一杯叶えたことはわかった。そういう態度はすごく好きだ。とくに書き換え後の世界で、堂々とワルやってるところが。堂々としてなきゃいかん。堂々としてなきゃ。欲をいえばもっと楽しそうにしてないと。大笑いしてないといかん。


    | 緑色 | 感想文 | comments(0) |
    | カテゴリ:感想文 |
    村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』


    読書感想文を書きはじめてから村上春樹を読むのははじめてだ。やっぱりワケがわからん…。でもワケわからんなりに筋が通るように考えてみた。あらすじと、考察を書く。


    ■ハードボイルド・ワンダーランド編
    データ暗号化の革新的な技術、シャフリングが開発された。これは人それぞれがもつ独自の思考システムを利用したものだ。人の脳味噌をちょっと改造し、施術段階の思考システムを通常の思考システムとは別に固定しておく。その固定された思考システムを必要なときだけ稼働させ、それを通過させることでデータの暗号化をはかるというものである。しかし、それは素晴らしくグレートな方法ではあるのだが、誰にでもやれるわけではなかった。適性が必要だったのである。
    その適性をもっていた「私」が主人公だ。かれはシャフリングの技術をねらう勢力や、それを守ろうとする勢力のあいだですっちゃかめっちゃか生活をかき乱されてしまう。かれ自身はシャフリングのスゴさとか適性のレアさとかまったく知らなかったので、いい迷惑である。
    しまいには手前勝手な博士に脳味噌をちょちょいといじくられ、脳内の世界へと意識を吹っ飛ばされてしまうことになる。
    ちょっと端折ってるけれど大体あってる。

    ■世界の終り編
    記憶も経緯もぜんぶ失った主人公「僕」が、高い壁にかこわれたヘンな町へやってくる。そこには一角獣がいて、ふしぎな図書館があって、あやしい森があって……とてもファンタジーな場所である。「僕」はそこで自分の影をちょきちょきと切り離されてしまう。ファンタジー。よくよく調べてみるとその町は心を失った人々の町であるらしい。「僕」は影と合流し町を脱出しようともくろむ。しかし最終的に、「僕」は影だけを壁の外へ送り出し、自分は町に残ることに決めた。町のなかの人々に愛着をもったというのもあるし、何よりこの町や人々はかれ自身が作り出したものだから放り出して去れない、そういうのである。
    影は町を出て、「僕」は残ることになった。
    けっこう端折ってるけれど大体あってる。

    適性がないとシャフリングをうまくやれない、というのは、シャフリング作業のたびに脳内の思考システムを使い分けるというのはとってもしんどいというのが理由だ。いっぽう「私」はもともと無意識下で確固たる思考システムを、普段使っているのとは別に、持っていた。そのためシステムの使い分けというような行動に慣れていたのである。これが適性だ。かれの、この隠された思考システムを映像化してみると、そこには高い壁でかこわれた町が見られたという。ただしそこに「僕」はいない。「僕」は意識を吹っ飛ばされたあとの「私」である(たぶん)。意識を吹っ飛ばされた「私」は記憶を失い「僕」になり、無意識下で自分が作り上げ営んでいた町へやってくる。ちなみに意識を吹っ飛ばされた時点で現実にある「私」は脳味噌もぶっ飛んでいる状態なので、最後に「僕」が町に残ったのは正解だったと思う。もし意識が現実に帰っていれば、ぶっ飛んだ状態の脳味噌に戻ってくることになるので、その、結構ヤバかったんじゃないだろうか。現実世界ではお友達が死んだ「私」を冷凍保存しておいてくれているので、いつの日か脳味噌が治ったころに出たら、生き返れるのかもしれない。
    影だけが町から出て行ったことに関してはよくわからなかった。ぶっ飛んだ意識が、半分だけでも現実世界に戻っていないと肉体が完全に死んでしまう、とかかもしらん。


    無意識下に世界がひとつ構築されているというのはとても感銘を受けた。俺自身も子供のころからずっと考えている物語とか、寝る前の妄想とかをするけれど、それはとても雑多なものだ。そういう人間の思考システムを「私」のと同じように映像化してみても、混乱し、混濁し、まとまりがなく、どれだけ手を入れて編集しても筋が通らないものが出来上がると作中で述べられている。けれど「私」のは違うそうだ。お話に登場した手前勝手な博士の分析によれば、極端に自己の殻を守ろうとする性向がそれを作り出したのでは、とかなんとか。

    しかし、ほんとうに村上春樹の文章は整頓されていて、清潔でいい。大好きだ。気分が整理されていくのを感じる。きっちりしている。


    | 緑色 | 感想文 | comments(0) |
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